Berkeley Humanoid Liteは、ボディの大部分を構成する3Dプリント製アクチュエーターによって、より利用しやすいヒューマノイドロボット設計を提供している。モーター、プリント製のサイクロイドギアボックス、磁気エンコーダーで構成されるモジュール式アクチュエーターは、別のプロジェクトでも利用できる。
完成品ではなく、オープンソースでカスタマイズ可能なリファレンス設計であるこのロボットのファイルはGitHubで公開されており、基本的なデモにはVRで制御するテレオペレーションも含まれている。ハードウェアの総コストは$5,000 USD未満だ。
なぜ重要か
このアプローチは、ヒューマノイドロボットの開発を、完成品を1つ購入するプロセスから、ハードウェアとソフトウェアに変更を加えられる作業環境へと変えている。公開されたファイルにより、プロジェクトを調査したい、または自らの要件に合わせて改変したい研究者、学生、開発者にとっての参入障壁が下がる。モジュール式アクチュエーターを別のプロジェクトでも利用できることは、この取り組みをロボット全体だけでなく、機械部品の観点からも評価できることを意味する。しかし、リファレンス設計が完成品ではないことは、組み立て、ソフトウェアの互換性、実際の利用シナリオにおける性能といった詳細が利用者に委ねられていることを示している。そのため、残る本当の問いは、低いハードウェアコストを、導入および開発プロセスにおける追加の負担とどのように釣り合わせるかという点だ。