チップの研究所から中央の舞台へと続く道は、Preethi Ashwathにとって技術開発だけにとどまらず、人目につく役割へと変わった。Ashwathは舞台に立つことを学んだ。多くのエンジニアが舞台裏での仕事を好む中、Analog Devicesのコンシューマーエレクトロニクス部門でアナログ集積回路の設計者として働くAshwathは、人前に出ることを学び、IEEEの会員となった。キャリアプラットフォームZippiaによると、女性が約11%を占めるこの専門分野で、数少ない女性の一人だ。
Ashwathは昨年、ラスベガスで開かれたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)でAnalogの新しいイヤホンを発表し、このデバイスが耳道内の振動を通じて心臓と肺の健康状態をモニターすることを説明した。同社は彼女を選んだ。技術を消費者にわかりやすい言葉で説明できることを示すと、AnalogはAshwathを他のイベントでも代表として起用した。彼女は講演を技術的な仕事とは切り離して考えていない。それを分野への貢献の一部だと考えていると語るAshwathは、静電放電(ESD)などのテーマで技術プレゼンテーションを行い、パネルディスカッションに参加し、IEEE Circuits and Systems Societyで積極的にボランティアとして活動している。
ベンガルールで育ったAshwathは、高校の物理の家庭教師のおかげで電子工学と出会った。姉の影響もあった。SJB Institute of Technologyで電子・通信工学の学士課程を修了した後、VLSI分野でのキャリアを目指していた。その後、方向が変わった。米国に移り、University of California, Irvineで電気工学の修士課程を始めると、キャリアの中で異なる道をたどった。サンタクララのIntelでのインターンシップでは、回路設計とパッケージ設計に加え、Ansys Totemのような信頼性検証ツールを学んだ。修士課程修了後はIntelでアナログ設計エンジニアとして働き始め、混合信号回路設計で経験を積んでからAnalogに加わった。
なぜ重要なのか
アナログ集積回路の設計は、女性が約11%を占めるにすぎない狭い専門分野だ。このプロフィールは、その状況の中から一つのキャリアがどのように人目につく存在になったかを示している。この記事は、エンジニアリングにおいて技術的能力に加えられたコミュニケーション能力が、企業が誰を代表にするかを決める具体的な基準へと変わっていることを明らかにしている。この点でこの動きは、研究所で働くエンジニアだけでなく、技術分野でキャリアを計画する学生や、舞台の代表者を選ぶテクノロジー企業にも関係している。AshwathのIEEEでのボランティア活動とパネルへの参加は、人目につくことが個人的な選択ではなく、職業的貢献の一部と見なされうることの一例となっている。残された問いは、このような個々の例がこの分野のジェンダーバランスにどの程度影響しうるかだ。