OpenAIとCEOのSam Altmanは、カナダのTumbler Ridgeで起きた学校襲撃事件の容疑者に「重大な支援と助長」を与えたとして、新たに30件の訴訟を起こされた。訴訟は、襲撃時に学校内にいた生徒、教師、校長によって、2026年9月2日にカリフォルニア州の連邦裁判所へ提起された。
4月に被害者の遺族が起こした同様の訴訟と同じく、新たな訴状でも、OpenAIの自動審査システムが、容疑者Jesse Van RootselaarとChatGPTとの銃による暴力に関する会話を検知したにもかかわらず、同社は対応しなかったと主張している。訴訟によると、安全対策チームはカナダ当局への連絡を提案したが、グローバル関係担当幹部のChris Lehaneは、会社の「評判と財務上の立場」を守ることへの懸念から、沈黙を保つという決定に関与した。
OpenAIの最高戦略責任者Jason KwonはXで、告発を「誤り」だとし、安全性が後回しにされたとの主張を否定した。同社はこのほか、Florida State University襲撃事件の容疑者を含む大量襲撃犯を支援したとして、Florida州でも訴えられている。Tumbler Ridgeをめぐる訴訟では、当該アカウントはシステム全体で禁止されるのではなく「無効化」されたにすぎず、容疑者は別のメールアドレスで再びアクセスできるようになり、それが襲撃の一因になったと主張している。
なぜ重要なのか
新たな訴えにより、Tumbler Ridge襲撃をめぐる責任論は、単一の被害者グループによる主張の範囲を超え、生徒、教師、学校運営側も含む、より広範な法的検証へと広がっている。訴訟の中心にあるのは、自動審査システムが警告を発した後、同社の安全手続きがどのように運用されたのか、そして当局がなぜカナダ当局に連絡しなかったのかという問題だ。アカウントが完全に禁止されるのではなく無効化され、別のメールアドレスを使えば再びアクセスできたとの主張は、プラットフォーム上の制裁が永続的なものなのかをめぐる別の議論を生んでいる。OpenAIが告発を否定していることで、裁判所が同社の意思決定プロセスと襲撃との関連をどのように評価するのかという問題は、なお残されている。
背景
OpenAIはFikirPilotのアーカイブにおいて新しい名前ではない。過去90日間に、この名前が登場する記事を11本公開しており、最新記事は2026年9月2日付だ。