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3Dプリント製キューブがパッシブ冷却を実現

更新日: 2026年9月4日 · 2 分で読めます

公開: · 記事の受信: · 処理時間: 57 分

3Dプリント製キューブがパッシブ冷却を実現
多孔質セラミックブロック

何世紀にもわたって利用されてきた受動的な蒸発冷却は、水が蒸発する際に熱を奪うことで温度を下げる。オーストリアのGraz University of Technologyは、湿った状態を保つことで周囲の空気を冷やす3Dプリント製の立方体を開発した。特殊な粘土混合物から作られた試作壁は、2つの方法で水と気流との接触を増やしている。サポート材なしで造形でき、閉鎖部分や行き止まりを含まない多孔質のジャイロイドパターンが、表面積を拡大する。粘土、キノコの菌糸体、木質粒子からなる生物に着想を得た混合物は低温で焼成され、有機物が燃焼すると、糸状の毛細管とより大きな空隙が残る。これにより、サイズに対して広い蒸発表面積を持つセラミックが形成される。暑い屋根裏部屋での試験では、水で飽和した立方体の近くの空気が、約7℃低く測定された。

なぜ重要なのか

この手法は、機械的なシステムではなく、素材の多孔質構造と水の蒸発によって冷却を行うため、特に暑い屋内空間を冷やすための新たな設計上の選択肢となる。立方体の効果は、粘土、キノコの菌糸体、木質粒子が作り出す毛細管構造とジャイロイドパターンが連携して機能することに基づいており、性能が使用される素材だけでなく、製造方法にも左右されることを示している。しかし、測定が暑い屋根裏部屋での単一の試験条件に基づいているため、異なる環境や使用時間によって結果がどのように変化するかという疑問は残る。システムに必要な水の量や、広い空間に適用できるかどうかも、このアイデアの実用的価値を左右する要素となる。

出典: Hackaday · 編集:Altay Tuna Emir。