OpenAIは、ユーザーによる他のインターネットサイトでの活動を追跡できる「__obi」という分析用CookieをChatGPTに追加した。サイバーセキュリティ研究者のBuchodiは、数か月にわたり数千のサイトでこの仕組みを調査し、ある販売業者のサイトで検索、閲覧、または購入されたものをChatGPTアカウントと関連付けられる可能性があると明らかにした。Cookieは、ブラウザーに埋め込まれる小さなデータ片によって機能し、広告主はこれをオンライン上の活動の追跡に利用している。Buchodiは、この手法はGoogleやMetaなどの企業では標準的だが、AIチャット製品で確認されたのは初めてだと述べた。
OpenAIは、米国で開始した広告テストを次の国々に拡大した。
- 英国
- メキシコ
- ブラジル
- 日本
- 韓国
同社は、このトラッカーを「マーケティング」ではなく「分析」カテゴリーに分類している。Buchodiによる申し立ては、調査のため関係部署に送られた。追跡の仕組みはAndroid版Chromeで確認され、ChatGPTの無料版でのみ利用されているようだ。
なぜ重要なのか
今回の動きは、ChatGPTの利用がチャットの内容だけにとどまらず、一部のユーザーによる異なるサイト上での行動と関連付けられる可能性を浮き彫りにしている。これは特に、無料版を利用し、AndroidでChromeを通じてインターネットにアクセスしている人々にとって、データがどのような目的で収集され、誰と関連付けられているのかという問題を浮上させる。仕組みが「マーケティング」ではなく「分析」カテゴリーに分類されていることは、追跡活動がユーザーにどのように説明されているのか、また同意手続きが十分なのかについて不確実性を生じさせている。広告テストが異なる国々に拡大したことで、この問題は単なる技術的な運用にとどまらず、より広範なユーザー層に関わるプライバシー問題へと変わっている。しかし、調査結果には独立した検証がないため、範囲と実施の確実性は明らかになっていない。