Türkiye Cumhuriyet Merkez Bankası(トルコ共和国中央銀行、TCMB)は、2026年8月期の家計期待調査のデータを公表した。結果によると、家計の12か月後の年間インフレ率見通しは前月比0.64ポイント上昇し、45.58%となった。
食品とエネルギー価格が期待を左右
調査結果は、回答者が過去1年間で最も価格上昇を実感し、今後も上昇すると見込んでいる支出項目を示した。価格が最も上昇したと考えられ、今後12か月間も価格上昇率が最も高い水準にとどまると予想された品目群として、食品と燃料・エネルギーが挙げられた。食品を最も価格が上昇した品目群とみなす人の割合は、前月比0.4ポイント低下し、39.3%となった。
住宅価格の上昇見通しは後退
家計の不動産市場の価格に対する見通しには、小幅な低下がみられた。
今後12か月の終わり時点で予想される住宅価格の上昇率は、前月比0.36ポイント低下し、32.13%に下がった。この動きは、家計が不動産市場における価格上昇ペースの鈍化を見込んでいることを示した。
投資先では金が首位
回答者の資産運用の選好では、安全資産への志向が強まった。投資先のうち首位の金を購入すると答えた人の割合は、前月比1ポイント上昇し、41.3%となった。一方、2位の住宅、店舗、土地などの不動産に投資すると答えた人の割合は、1.4ポイント低下して37.1%となった。
業種別の見通しは異なる方向に進展
TCMB(トルコ共和国中央銀行)のデータ全般を見ると、市場参加者のインフレ期待と家計のインフレ期待が異なる方向に動いていることが分かる。先ごろ発表されたTCMBの2026年8月のセクター別インフレ期待データによると、市場参加者のインフレ期待が低下する一方、家計と実体経済部門のインフレ期待では上昇傾向が目立った。