CD技術がゲーム機にもたらした大容量ストレージは、NESにも異なる未来の可能性を提示している。[Throaty Mumbo]が手がけたプロジェクトでは、NESにCDドライブを追加し、システムの動作方法を示している。プロジェクトに関する動画では、システムの紹介も行われている。
専用回路では、RP2350BマイクロコントローラーがEverdrive N8 ProカートリッジとIDE CDドライブの間の通信を担っている。PCM5102オーディオDACを使用するこのシステムでは、ゲームROMがCDから読み出され、USB経由でEverdriveに転送される。NESの拡張ポートは、サウンドサンプルと電源接続のために活用されている。
なぜ重要か
このプロジェクトは、CDが提供する大容量ストレージをNESの既存のカートリッジベースの構造と結びつけるには、ドライブを追加するだけでは不十分で、異なるコンポーネント間の専用通信レイヤーが必要であることを示している。ROMデータをCDから読み出してUSB経由でEverdriveに転送する仕組みは、光学メディアをNESが直接ではなく、中間ハードウェアを介して利用できることを明らかにしている。拡張ポートをサウンドサンプルと電源のために活用している点も、コンソールの接続端子を新たな機能にどのように利用できるかを示す具体例となっている。一方で、この構成がどのゲームに対応しているのか、音声転送の範囲、日常的な使用にどの程度適しているのかという点は、明らかにされていない。