人工知能に特化したデータセンター企業Crusoeは、Atreides ManagementとValor Equity Partnersが共同で主導した投資ラウンドで3 billionドルを調達した。Mubadala Capitalも参加したこのラウンドにより、同社の評価額は30 billionドルに上昇した。
2018年にChase LochmillerとCully Cavnessによって設立されたCrusoeは、調達資金を人工知能データセンターとクラウドインフラの拡大、増加するGPUおよびAI処理能力の需要への対応に活用する。同社は、高性能GPUを収容するデータセンターに加え、顧客がクラウド経由でGPU処理能力にアクセスできるCrusoe Cloudプラットフォームを提供している。エネルギーを重視するアプローチの一環として、手頃なコストで大量のエネルギーを確保できる地域で事業を展開している。
なぜ重要か
今回の投資は、人工知能アプリケーションに必要なGPU処理能力が、ソフトウェアプラットフォームだけでなく、データセンターやエネルギーインフラと一体で捉えられていることを示している。この動きは、高性能GPUの容量を必要とする顧客だけでなく、クラウド経由でこの容量へのアクセスを求めるユーザーにも関係する。Crusoeがエネルギー資源を手頃なコストで大量に確保できる地域を選んでいることは、データセンター投資において、ハードウェアと同じくエネルギーへのアクセスも決定的な要素であることを示している。残る論点は、割り当てられた資金がどの地域のインフラに、どの程度の速さで、どの規模で転換されるかという点だ。このプロセスは、Crusoe Cloudを通じて提供される容量の範囲も左右することになる。