Appleが2024年に発売した拡張現実ヘッドセットVision Proは、好意的な評価が寄せられた一方、高価格と限られた体験を理由に批判された。より安価で軽量なモデルが登場するとの報道を受け、Bloombergは、同社がプロジェクトを刷新するとみられるN224というコードネームのデバイスについて、2つの設計を検討していると報じた。
- プロセッサーと技術部品をディスク型のケースに収め、デバイスを小型化・軽量化する。
- 基本設計を維持し、新しい素材を使用する。
Appleがどちらの案を採用するかはまだ決まっておらず、デバイスの発売は2027年または2028年になる可能性があるという。同社がサポートを継続する中、CEOのJohn TernusはCanal+のインタビューで、Vision Proをコンピューター黎明期になぞらえ、これが「長い旅の始まり」だと述べた。また、外科手術や映画制作における利用にも言及した。
この報道は、Metaが1300ドルの、Vision Proよりはるかに軽量な「VR Glasses」を発表した時期と重なった。Appleも同様のスマートグラスを開発していると報じられているが、その機能は依然として不明だ。Metaの製品は、無断録画の疑いをめぐり、「変態メガネ」と呼ばれている。
なぜ重要なのか
Vision Proをめぐる議論は、Appleが次期モデルだけでなく、拡張現実製品をどのような用途や設計思想に向けるのかも明確にしようとしていることを示している。より小型・軽量な構造を採用するのか、それとも新しい素材によって現行の設計を維持するのかという選択には、デバイスの携帯性と技術部品の配置のバランスを取ることが求められる。Metaのより軽量で低価格な製品を受け、Appleが高価格と限られた体験に対する批判に対してどのような違いを打ち出すのかは不透明なままだ。外科手術や映画制作といった分野が強調されていることから、Vision Proは消費者向けの娯楽だけを目的として位置づけられているわけではないと考えられる。しかし、Appleの設計上の選択、スマートグラスの計画、そしてデバイスがいつ発売されるのかは、いまだ明らかになっていない。