ReactOSは、32ビット版Windowsのオープンソースクローンを開発するプロジェクトで、新バージョンを公開した。今回のバージョンには、グラフィカルインストーラー、映像関連の不具合修正、高精細オーディオドライバー、サブシステムの改善が含まれている。また、グラフィカルインターフェースを持たないサーバーインストールも追加された。
プロジェクトは、基盤としているWINEなどのオープンソースプロジェクトとのバージョン互換性の向上に取り組んでいる。ReactOSは、一部のハードウェアやソフトウェアを動作させるために利用できるWindows XPクローンだとされている。
なぜ重要か
今回の進展は、Windows XP時代の一部のハードウェアやソフトウェアを動作させたいユーザーに向けて、クローズドなシステムに代わる選択肢を作ろうとする取り組みが続いていることを示している。インストール手順の変更により、技術的な知識を持つ開発者だけでなく、より幅広いユーザーが試しやすくなる可能性がある。グラフィカルインターフェースのないサーバーオプションは、ReactOSがデスクトップ用途にとどまらず、視覚的なコンポーネントを必要としないインストールシナリオでも検討できることを意味する。一方で、WINEとの互換性向上に向けた取り組みやサブシステムの修正が、実際にどのソフトウェアやハードウェアでより安定した結果をもたらすのかは明らかになっていない。プロジェクトの利用範囲は、この互換性の対象範囲に左右される。
用語:オープンソース
オープンソースとは、ソフトウェアのソースコードが一般に公開され、ライセンスによって検査、変更、再配布が認められていることを意味する。無料であることと同じではない。